そら組は青春だ!!>そら組の紹介記事>「自然と仲間」H24年4月号 岡田

4月号にそら組の紹介記事が出ます。尾崎さんに原稿をお願いし、書いて頂きました。


そら組は青春だ   
そら組は青春だ!!の錦を掲げ毎週金曜日に感動と感激を求めて活動をしている。
私は他の研究科の人達から そら組は一体何を研究しているのか?とよく質問される
私は何時もシニア自然大学校の研究科は総合的には自然が主体であるが、我々は森羅万象歴史から文学、芸術に至るすべてに興味をもって学んでいるのがそら組である。と答えている。研究科は全体的には自然の一部分を専門的に研究している科がほとんどで、専門部門の内容については各研究科にお任せするとして、全般に広い知識と知性をもった遊びを自然の中に求め心身の癒やし、安らぎ、その中に学びを取り込んで活動している、具体的には自然界の営みを学び、地域活動、芸術、文学に至るまで、仲間が興味を持つ人がいる限り何にでも行動を可能にして計画、企画実行しているのがそら組である。

活動内容は、4月オリエンテーションに始まり、新人歓迎会を高槻の淀川の河川敷にて、いろいろな食用になる植物を探しそれを野草料理にして食する事から新人の人達との交流、年間を通じて草木を学びその中から人間に与えてくれる楽しさ、優しさ、美しさ、時には香りを放つ森の中で自然の呼吸を感じ、名も知らない鳥の美しい鳴き声を心で受け止め、ある時は大和から須磨と万葉の詩をたどりながら日本人の魂と恋の原点を求め、幸い万葉の詩の先生がそら組に在籍されていて、歴史教科書には書かれていない歴史の多くを学び合い、万葉集の中の恋の詩を朗誦し、時には東洋美術館、大塚美術館等、美術館巡りを実施、西洋、東洋の歴史、文学、音楽、美術の講義を受けながら、美しい絵、美しい音、美しい人達の心を見つけ、芸術を心に刻み殷賑を極めている。山野を歩きながらの素敵な会話、又何時もハイキングの気分で自然と足腰の鍛えられるのも健康である一因で、少し学び大いに遊ぶ、まさに青春を謳歌している。一週間に一度の活動では少ないと言う意見もあるくらい明るく楽しんでいる。しかし77名の団体行動ですから旋律線の下、なめらかに流れていながら波のぶっつかり、立ち騒ぐ様なざわめきもあり、あたかもマエストロの指揮するシンフォニーを演奏する中で時として不協和音の出る事もあるが、相対的には皆さんが楽しんでいる。求めているものが素敵な人生であり、人の優しさであり、健康であり、心身の安らぎである。人は自然から遠ざかる程病気に近づく、と云う言葉があります。対してそら組は”健康に至る病である”これからも自然の中で少し学び大いに遊ぶ楽しい科でありたい。まだ発展途上なのがそら組である。
(写真は妙見山でそら組が見つけた絶滅寸前種のアカイカダケ)
                           そら組  尾崎俊一郎(シ15)