活動記録>9/17柳生街道(滝坂の道コース)ハイキング

                    担当; そら組5班  岡本克己

1.実 施 日  2010年9月17日(金)
2.集合場所と時間 近鉄奈良駅行基菩薩像前 午前9時15分  
3.コ ー ス
  ・近鉄バス 近鉄奈良駅前バス停乗車 〜 柳生忍辱山バス停下車
  ・ハイキングスタート 円成寺八王子神社で昼食 〜 峠の茶屋 〜
    〜地獄谷石窟仏 〜 春日山石窟仏 〜 首切り地蔵 〜 朝日観音 〜 寝仏〜 近鉄奈良駅

4.参加人数  39名
5.天  候  晴れ

6.活動内容
    「柳生街道(滝坂の道)」は平安時代から鎌倉時代にかけて南部七大寺の僧たちの修行の場で、
     江戸時代には柳生の道場をめざす剣豪たちが数多く往来していたとのことです。

     春日山高円山の谷あい、渓流に沿った石畳道を最高の天候に恵まれ秋を感じさせる山の中を
     森林浴も兼ね沢山の石仏を見ながら、ひたすら近鉄奈良駅を目指して歩く。
     歩きごたえのある12キロメートルのハイキングでした。お疲れ様でした。


   ★「円成寺」柳生街道随一の名刹。現在の堂宇は応仁の乱室町時代)の兵火で焼失後に再建。
     大日如来の仏像は、運慶20歳ごろの作で有名だそうです。
     庭園は平安時代の数少ない遺構。今回は都合で堂宇には入りませんでしたが、
     池のハスの花がきれいだったこと・・・。


   ★「峠の茶屋」武芸者が飲み代のカタにしたという古い鉄砲や槍が家の鴨居にかけられていたり、
     神道無念流を図解した武芸帳も展示してあるのですが、運悪く本日は休業。
     今回の見所の一つと考えていただけにとても残念です。


   ★「首切り地蔵」古くから街道の目印とされたとのこと。刀を入れたような地蔵の首は荒木又右衛門が
     試し斬りした痕との伝説があるそうですが、それが事実とすればなんと罰当たりなことを・・・。


   ★「朝日観音」川向かいに立つ磨崖仏で東に向いていて朝日に映えることから名前がついたとのこと、
     中央が弥勒菩薩、左右が地蔵菩薩。鎌倉中期(1265年)の銘が刻まれているそうです。    
    


   ★「夕日観音」山の急斜面に立ち、夕日を受けると神々しさがより一層増す
     といわれる石仏で、弥勒信仰が盛んだった鎌倉時代の作とのことです。      
     平成の夕日観音 


   ★「寝仏」道端の何気ない石の裏側によく目を凝らしてみると大日如来の寝姿
     が刻まれていました。室町前期の作。

   ★首切り地蔵前 集合写真