活動記録>探索「西の京を訪ねる」担当(そら組4班)

1.日   時  2010年3月12日(金)
2.場   所  万葉の旅「西の京を訪ねて」

3.コース
近鉄尼ヶ辻駅改札口 〜 垂仁天皇御陵 〜 唐招提寺薬師寺 〜 大池 〜
近鉄西ノ京駅
4.参加人数   35名+講座生4名
5.天   候  晴れ
6.現地ガイド役 水本 洋さん
7.活動内容
昨日までの天気・寒さはどこへやら、打って変わってとてもよい天気の中、近鉄尼ヶ辻駅改札口へ集合。
早速、参加講座生4名の自己紹介の後本日の案内役である水本さんより
本日のコース内容について説明をしてもらう。


その後、垂仁天皇御陵前に行き垂仁天皇御陵・唐招提寺についても詳しく説明を受ける。
垂仁天皇陵は全長227mの前方後円墳で、古墳名は宝菜山古墳という。
濠の中に浮かぶ小島は、天皇の命によって常世の国へ不老不死の非時香菓を探しに行ったと
日本書紀に記されている田道間守の墓といわれる。


唐招提寺奈良時代聖武天皇の招きに応じ来日した鑑真が来日6年後の天平宝字3年(759年)
新田部親王の邸宅を賜って開いた研修道場に始まり、以来約1250年鑑真の教えを守り、
最も戒律の厳しい寺として知られ律宗総本山である。
長い歴史の中で大きな戦火や災害を免れたため、現在2万坪の境内に金堂をはじめ
国宝・重文の伽藍が整然と並んで立っている。


そのあと万葉集の恋歌を面白やさしく解読してもらい全員で8首朗誦。
唐招提寺で金堂・講堂・礼堂・経蔵・宝蔵を拝観。
薬師寺では先ず昼食をとり、その後寺方の案内で微に入り細にわたるまで
詳しい説明を受けながら拝観して回る。

薬師寺天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈り建立を発願した
のが始まり。その7年後、天武天皇は完成を見ずに崩御、翌年、遺志を継いだ
持統天皇により藤原京に七堂伽藍が完成。平城遷都が行われた際に現在地に移転。
自然災害や兵火で堂塔が倒壊、消失、創建時の建物は東塔のみとなった。

現在は金堂・西塔・中門・回廊・大講堂などの白鳳伽藍が再建され、
西遊記」で知られる玄奘三蔵の遺徳を讃えて玄奘三蔵院も建立された。
背後の大唐西域壁画殿には平山郁夫画伯の描いた壁画が収められている。


大池で野鳥観察と万葉恋歌を面白やさしく解読してもらい全員で4種朗誦
近鉄西ノ京駅で流れ解散。お疲れさまでした。

最後になりましたが、案内役の水本さん、そして紹介していただき親切丁寧に
分かり易く説明案内して下さった薬師寺の玉置さん・吉野さんに心からお礼を
申し上げます。有難うございました。


≪本日観察した野鳥≫
カワウ・アオサギヒヨドリカルガモ・バン・オオバンホシハジロ
キンクロハジロヒドリガモカイツブリハシビロガモ・etc